痛みを味方につける

痛みを味方につけるには

痛みに感謝できるかになります。

今痛くて仕方がない、つらいという人にとって

「感謝なんてできるか!」

となるかと思いますが、
落ち着いてもう少し読み進めてください。

もう一度言うと、感謝できるかが鍵になるのです。

ではここから痛みとは何かということになります。

あなたにもイメージしやすい
身体の痛みについて少し説明していきます。

身体の痛みとは、
友人と歩いていて話に夢中でヨソ見をしていたら正面の電柱に頭をぶつけてしまって痛いとか、高い所からジャンプをしてみたら足裏からビーンと痺れて動けなかったとか、そういう身体的な痛みのことを指しています。

「そんなことは分かるわい」

とツッコまれるのは承知で、
ここから痛みを味方につけるための
ヒントになってきますので、
もう少し読み進めてください。

正面の電柱にぶつかって痛いという経験をすれば、次からは友人と歩いていても正面を向いて歩こうとしますよね。

同じことを繰り返すのは恥ずかし過ぎるから。

その教訓が、
前方から携帯電話をいじくりながら歩いてきた人や、
歩道を猛スピードで突っ込んでくる
時間に追われた学生の自転車などを
回避することができるかもしれません。

もし、
痛いという経験をしなかった場合、
友人と歩いている時は常に
前方不注意のままかもしれないので、
痛いという経験は将来的に起こる危機
事前に回避してくれているかもしれません。

痛みは、現実的な危機を教えてくれていることになります。

ここから、身体的な痛みをもう少し具体的にすると、、

痛みとは、どうやって起こるのでしょうか?

痛みの仕組みを簡潔に説明すると、
痛みとは、ほとんどの場合が侵害受容性疼痛です。

組織の酸欠によって痛みの物質(ブラジキニン等)が発生し、痛みを感知するセンサーである侵害受容器へと伝わって『痛み』を知覚します。

※下にイラストでわかりやすくしています。

急性の痛みを感知するセンサーを
高域値機械受容器(侵害受容器)と言い、

慢性の痛みを感知するセンサーを
ポリモーダル受容器と言います。

発痛物質が筋膜などに多く存在する
ポリモーダル受容器(侵害受容器)へと到達した時、
痛みを感知するということです。

<組織の酸欠から痛みを知覚するまでの仕組み>
①損傷(切り傷など)や組織の酸欠(筋肉の痛み・コリなど)が起こる

出典:千綾謙太

②傷を治しに、救急隊員(=ブラジキニンなど)がやってくる

※このブラジキニンが、実は痛みの元になる物質である

出典:千綾謙太

③ブラジキニンが血管をひろげてくれる

出典:千綾謙太

④神経の末端がブラジキニン(発痛物質)の存在を感知

出典:千綾謙太

⑤電気信号が神経を通り、脊髄へ

出典:千綾謙太

⑥脳で痛いと感じる

話を戻すと、

あなたが抱えている
長くつらい腰痛や片頭痛、
膝の痛みなどの元凶は、
酸欠状態に陥っているということです。

つまりは、
血の流れが悪いということですが、
血の流れが悪いまま放っておけば、
組織に血液が流れなくなってしまいます。

ということで、
身体は血管を広げる必要があり、
血管拡張作用のあるブラジキニンが
その役割を担ってくれていたのです。

何となく結末が見えてきましたか?

そう痛みは、

「お前の身体、血の流れが悪くなっているよ」

「だからちょっと痛いけど血管を広げて酸欠を防いでおくね」

といった具合に、
自分の身体の無自覚だった箇所に、
『痛み』という信号を送ることで、
「お前は酸欠だぞ」ということを
教えてくれていたのです。

ありがとう、ブラジキニン。

どうでしょうか?

感謝が鍵という意味がわかっていただけたでしょうか?

以上が

痛みが

敵→味方
怒り→感謝

に変わる捉え方です。

この痛みに対する捉え方は、
僕自身も痛みを味方につけたことで、
身体の使い方が劇的に変えることができました。

痛みをより鮮明に感じた方が身体を変えていけた程です。

痛みを味方につけると慢性的な痛みの半分は解決していけます。

そしてここからは組織の酸欠にならないための身体の緩め方も必要となってきます。

身体の緩め方は別の記事で書くことにします。

それほど、

・痛みを味方につけられるか
・痛みに感謝できるか

が鍵になってきます。

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